9月27日開催・新型コロナウィルス対策_総合口腔診療歯科衛生士

【総合口腔診療歯科衛生士実力養成基礎コース】

 

患者さんと院長から安心と信頼を得られる知識を身につけよう

 

あなたは思いも寄らない患者の質問に戸惑い、あやふやな返答をして申し訳ない気持ちになったことはありませんか?  日々の業務の中でちょっと分からないことがあっても、何となく忙しさに流されて放置してしまっていませんか?実はそれは、医療の現場では非常に重大な疑問かもしれません。そして、不確かにしておいたことが原因で大きな医療事故が起こることがあります。  日常臨床で患者さんから最も質問を受けるのは、歯科医師ではなく、歯科衛生士や歯科助手です。医療人に求められるものは幅広い確かな知識です。患者さんの問いに正しくしっかり答えられると信頼が生まれ、患者さんも自分も笑顔が増え楽しくなります。  本プログラムで患者さんと院長から安心と信頼を得られる知識を身につけましょう。 本コースを受講することによって患者さんの多彩な要望に応えられる幅広い知識と技術を身につけ、患者さんの視点にもとづく総合的な問題解決ができるようになります。

日時:令和2年

    9月27日(日)     10月25日(日)     11月15日(日)   

    午前10時~午後1時30分(予定)

 

場所:オンラインセミナー

株式会社ブレーンベース 6階研修室

東京都品川区大井1丁目49-15 アクセス大井町ビル6階

 

1.9月27日(日) 医療現場でのコロナ感染対策,歯周病と全身

  • オンラインセミナー

 

① 10:00~10:30 感染症の基礎概念(高橋理)

ヒト細胞の遺伝子研究によると,ヒト細胞のゲノムを構成する塩基配列のうち約40%はウィルスに由来するといわれる.これはヒトが進化した過程でヒト細胞とウィルスが接触した結果,両者が共存,共生したことを示す.共生するウィルスの99%はヒト細胞に対し無害な非病原性ウィルスであるが,SARS,MERS,新型コロナウィルスなど病原性ウィルスによる世界規模の感染症が近年に頻発した.このことは地球の温暖化との関連が懸念される.すなわちヒトによる地球規模の環境破壊,あるいはヒト同士の経済格差や地域紛争により医療や食料というヒトの基本的な生活保障を受けられない人口が存在し,感染の拡大という帰結がもたらされたと考えられる.

本講演では日常臨床における新型コロナウィルス感染症に対する傾向と対策という観点より,感染症の基礎概念を整理してみたい.すなわち,医療現場では混乱の起こりやすい概念として①「細菌」と「ウィルス」,② 病原体に対する「暴露」と「感染」,③ 患者の「集団死亡率」と「致死率」,④「洗浄」,「消毒」,「滅菌」について,⑤ 病原体に対する消毒薬の分類,これらの概念を整理する.

② 10:40~12:10 歯科医療における院内感染対策~新型コロナウィルスの対策を含む~(野原通)

歯科医療機関では、毎日多くの患者に観血的処置が行われている。処置を行う側の医療従事者は、すべての患者の感染症情報を把握していないのが現状である。そしてすべての患者が自身の感染症を正確に申告しているとは限らないし、そもそも患者本人も自分が感染していることに気づいていないかもしれない。つまり、患者の感染症を正確に把握することは困難なことである。

歯科医療機関で勤務され処置にあたられる医療従事者が自分自身を守り、そして患者から別の患者への感染を予防するためには、標準予防策を遵守することが重要になる。また今年は新型コロナウィルス(COVID-19)が全世界において拡大化され、ここでいかに標準予防策が大切を思い知らされている。

今回は歯科医療に重要な感染対策についてと、さらに新型コロナウィルス(COVID-19)感染症の新しい知見を加味して解説する。

③ 12:20~13:20 歯周病と全身疾患(高橋理)

新型コロナウィルスと歯周病の進行との関連は未だ報告されないものの,歯周病原菌(Porphyromonas gingivalis)が歯周組織に潜伏するインフルエンザ・ウイルスを活性化することが知られる.すなわち,インフルエンザ・ウイルスの表面に存在する酵素

(ヘマグルチニン)が歯肉の上皮細胞と結合し細胞内に感染,さらにインフルエンザ・ウイルスの表面に存在する別の酵素(ノイラミニダーゼ)が感染した細胞とウィルスの結合を切り,複製されたウィルスを遊離させ新たな細胞感染を拡大させる.このようにウィルス感染による歯周病の増悪という事実が検証されつつある.本講演ではこれらウィルス感染と歯周病の拡大に関する知見を俯瞰しつつ,歯周病が誘因となる全身疾患(脳梗塞,誤嚥性肺炎,心血管疾患,糖尿病,早産,など)について考察したい.

 

参加費用

 

それぞれの日程ごとに

歯科衛生士・歯科助手・動物看護師

※早期申し込み割引(各回1か月前まで)

会 員:5000円(1週間前まで6000円)

非会員:7500円(1週間前まで9000円)

歯科医師・獣医師

※早期申し込み割引(各回1か月前まで)

会 員:  8000円(1週間前まで9500円)

非会員:10000円(1週間前まで12000円)

申込み方法

 

セミナー参加申込のバナーをクリックして、入力後送信して下さい。

セミナー参加申込

 

後日、メールにて入金先などの詳細をご案内致します。

参加費の入金を確認後、正式なお申込みとさせていただきます。

*参加費の返金はご容赦願います。お振込み手数料はご自身のご負担となります。