第5回学会認定セミナー 


平成25年3月24日(日曜)


 
「獣医歯科口腔外科診療の目指すところ」
 
講師:奥田綾子先生:日本小動物歯科研究会副会長


 
抄 録: 獣医歯科・口腔外科の目的は必ずしも歯の保存、機能的咬合の維持ではなく口腔内の疼痛除去、病態および続発症の回避など、QOLの向上と動物と飼主との良好な関係、そして口腔内ケアと考えられる。各動物の口腔内諸器官、顎顔面筋骨系の形態・構造・機能、および好発する病態や疾患をヒトと比較しながら考察する。


 
「危機感持っていますか?
あなたの家族、大切な人を守れますか?」
 
金子雅史先生:国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院循環器内科医長(医師・歯科医師)


 
抄 録: 日常の仕事に従事していると、ついつい“なあなあ”になってしまうのが人間の常です。
 私たちは、医療人として動物あるいは、人間の口腔内を治療の対象としていますが、そこには必ず「ヒト」が介在しています。そして生命に関わっています。
もし、職場で、外出先で、自宅で家族や友人、患者やその家族が急変したら何ができるでしょう。何をしなければならないでしょう。
いえ、しなければならないのです。それは医療人であるからではなく、一人の人間として自分ができることをしなければならない時代なのです。いわゆるバイスタンダーです。
 本日の講演では、急変とは何か、その病態とは何かを中心にお話しし、私たちがまずしなければならないことをお話ししていきます。